麺独裁の日記(跡地)

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zoom RSS ヲタ的知的財産講座(ii)

<<   作成日時 : 2004/04/08 16:47   >>

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なんかネタないかな、と思っていたら、ナイスなものがあったので使わせてもらいます。

商標法の基本(1):
ある商品等にマークがついていたときに、そのマークを見た需要者が、
勘違いをしないかどうかが基本です。
したがって、ペプシに「Coca-Cola」のマークをつけたり(出所混同)、
牛肉製品に「チキン」のマークをつけたりする(品質誤認混同)はアウトです。
こういうのは商標の権利をとれないし(商標法3・4条等)、万一権利が取られても
潰されます(商標法43条の2、46条等)。

たまーに2つ以上の理由で商標の権利を取れない、と特許庁が言ってくることがあります。
例1:商品「果物」に商標「いちご」で出願した場合
(「いちご」は果物の品種そのまま(商標法3条1項3号)、
また果物には「いちご」のほか「りんご」「みかん」などがある(商標法4条1項16号))
例2:商品「食塩」に商標「味の素」で出願した場合
(「味の素」は著名すぎるので需要者が混乱する(商標法4条1項15号)、
「味の素」はグルタミン酸ナトリウムの代名詞なので食塩に付けると品質誤認する(商標法4条1項16号))

商標法の基本(2):
商標の権利がほしいと考えて特許庁に出願(商標登録出願といいます)するときには、
マークのほか、「どの商品・サービスで権利が欲しいか」(指定商品・役務)を
明確にする必要があります(商標法5条)。したがって、全然違う商品にマークをつけても、
商標権者は文句言えません(例:「阪神優勝」を冷蔵庫につけた場合)。

商標法の基本(3):
「阪神優勝」という商標が登録されてしまった場合であっても、2003年に優勝したときの
事実を単に示す場合などに使っても商標権者は文句言えないし(商標法26条)、
ほかにもいろいろ商標権者が文句言えない場合があります(商標法30・31・32条他)。

で、今回の場合、特許庁の判断は:
i)「阪神」だけならともかく、「優勝」までくっついてるから、これは阪神地方とかの
阪神じゃなくて、阪神タイガースのことだろ
ii)マークに「阪神優勝」の文字のほか、背景に縞模様があるから、
どうみても阪神タイガースのオリジナルと混同する
iii)以上から、登録を認めたのは間違いとして、権利を潰すのを認める
(商標法4条1項15号、46条)。

審査官が査定したときはこんなにもめることがない(=阪神優勝なんてありえない)
と思ったんだろーなー。

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